おおあばれ屋さん

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調理:肉じゃがをつくったよ

書いた日:2020年6月17日

 

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※この記事は生まれて初めて肉じゃがを調理した当時のメモを参考に作成されております。
※記事上部の絵は実際の肉じゃがの写真をもとに作成されました。

2020年6月中旬。気温は30度を越え、湿気の多い蒸し蒸しとした曇りの日でした。暑さ湿気に弱い人間としては最悪のコンディションではありますが、人生初の肉じゃがをつくりました。

材料:
じゃがいも
玉ねぎ
しらたき
牛肉
※味付けは醤油と砂糖で行うものとする。

牛肉を調理するというのも初めての体験となります。
これ失敗したら牛肉も無駄になるし夕飯も無になるということなので否が応にも緊張感が高まります。

まずは野菜から準備をしていきます。まな板的に肉類はあとでやることを過去の経験から学んでいるので私は賢いんですね。

一番手間取りそうなじゃがいもからはじめます。私は包丁を用いての皮剥きができないし多分一生できないので一生ピーラーでやっていきます。包丁で皮剥きできなくない? 感覚がわからない。食材に包丁を当てて回しながら切るの感覚って何何何包丁わからん。ピーラーを発明した人本当にありがとう。今日も私はじゃがいもの皮剥きができています。
でもじゃがいもってデコボコしてるから皮剥きがめんどいんだよね。野菜の中でもじゃがいもはメチャ好きの部類だけど調理となると気合入れないと立ち向かえない。芽のところを摘出するのは楽しいけども。
皮を剥いて芽を取ったじゃがいもを一口大(本当はもう少しでかかった)に切り、水にさらしておいておく。しばらくすると切断面から白いモンヤリが水に溶けていくのを見て、学生の時の理科の授業を皆さんは思い出すでしょう。ヨウ素液はデンプンに反応して何色になりますか?青紫色になります。配点:5点

次は玉ねぎに移ります。ここでしらたき下茹で用のお湯も沸かしはじめます。段取りが良いですね。こういう時に自己肯定感が高まります。
玉ねぎの皮剥きにあたりウッカリ白い可食部もちょっとちぎってしまいましたが、その時にフワッと玉ねぎミストが漂うのを目にしました。ゾッとしますね。いくら息を止めても粘膜を刺激する恐ろしき硫化アリルの片鱗です。
茶色の皮から現れた白くてツルツルの玉ねぎです。これも一口大に切っていきます。結果から申し上げますと、今回も硫化アリルに敗北しました。お疲れ様でした。別にみじん切りにするわけじゃないし、玉ねぎ一個切るのに包丁を入れるなんてせいぜい5回程度なのに3回目の時点で涙が出てくるで最悪です。息を止めているのに!? 鼻の穴がでかいのかもしれん。こっちは包丁を使ってるのに目を攻撃するのやめろ! しかも涙が出る他に目の周りがモヤモヤして回復が遅いのも玉ねぎの悪いところです。こうしてる間に下茹で用のお湯はボコボコ沸いてるししらたきはまだ冷蔵庫の中だしでなんんんんにも進みません。「台所は踊る、されど進まず」とはこうした調理の工程がなかなか進まず時間が過ぎていくことを揶揄するとして生まれた言葉というのは有名です。実際の人物団体ウィーン会議とは関係ございません。この記事はほぼ全て与太から作成されています。

しらたきに移ります。
冷蔵庫から出したてヒヤヒヤのしらたきを袋から出し、グラグラ沸いた鍋に入れ3分ほど待ちます。このとき思ったよりしらたき同士がくっついて一つの塊となっていたので菜箸でほぐしてみたものの、どうにもうまくいきませんでした。茹でていくうちにほぐれていくのかと思いましたがそんなこともなく、結局湯気にまみれながら菜箸で格闘することとなりました。湿度の高い日にもうもうとたちのぼる湯気に見舞われるの嫌だな〜! 眼鏡は曇るし汗は止まらないし汗で眼鏡がずれるので。あとしらたきとか蒟蒻類の茹で汁は独特の匂いがしますがあれは何かの成分なんでしょうか? 硫化アリルでないこととは存じます。

最後に牛肉です。
切り落としなので様々なサイズの牛肉を広げていい感じの大きさに切ります。でも肉って火を通すと縮むので「ちょうどいい大きさ」がよくわかんないんだよね〜。生の状態から予測するの難しいな。プラ板も熱を加えるとだいぶ縮むけど、それを加味してのちょうど良い大きさに切れたことない。いつもちょっと大きすぎるかやけに小さくなる。下手なのか?

下準備が終わりました。ここから火を使います。
炒める時は最初に肉を炒めると良いということを知っています(個人差があります)のでそのようにしました。
肉を炒めるのに菜箸てほぐしながらすると肉がちぎれていくので「ちょうどいい大きさ」の概念は終了しました。
ところで今回の肉じゃがは「炒め→そのまま水を入れて煮る」の流れになります。最初から煮るという場合もあるそうです。勉強になりました。
肉が赤色から食べられそうな色になったらじゃがいも、玉ねぎ、しらたきを入れて木べらで混ぜます。全体が混ぜ合わさったら水をザーと入れて煮ていきました。味付けってどの段階でやるものなのかよくわからなかったので、この段階で砂糖と醤油も入れました。失敗を恐れ日和った量の醤油となりましたがこれが吉と出るか!? to be continued...
全体に火がまわり鍋がグツグツとした頃の戸惑いですが、思ったより灰汁が出てこない。鶏肉を茹でたときはもっとモリモリ出てきた記憶があります。肉の種類によって差があるということでしょうか。灰汁取り用の網を持って待っていた身としては少々残念でした。
しかも煮込んでいるのでコンロの火の熱と煮込まれている鍋の熱と煮込まれている鍋の湯気で暑い。これからの時期の炒め・煮込み・茹で等火を使う料理、暑!!! 水が飲んだ先から汗に変換されていくのを感じました。この日は風もそんなになかったので、体に感じるのは熱気のみで酷なのがわかってよかったです。

じゃがいもに火が通り、煮汁がなくなったところで火を止め完成です。
ここで味見をしていなかったことに気付きました。人間は愚かな生き物です。しかし過ちを認める勇気と、経験を生かし次につなげていくことは人間の素晴らしさと言えるでしょう。

味見をしていない肉じゃがを実食しました。
ウーン薄味!
投了です。


おわり